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26歳既卒短期職歴有りの私が経験した公務員試験勉強、面接対策をご紹介します。職歴があっても合格はできる!

最も独学に適した問題集は何か?

本屋に行くと山のように積まれている公務員試験対策本。そして参考書や問題集。内容は過去問ばかりなので同じように見えますが、解説の書き方、問題の難易度、問題の選び方、解説ページがどこにあるか、問題数、国家と地方の問題のバランス(国家公務員試験と地方公務員試験の問題は若干傾向や雰囲気が違います)などなど、結構編集者や出版社によって編集方針が違っていたりします。

 

そして公務員試験の問題集を出版している会社は主に2つの種類があります。実務教育出版のようなビジネス書を出版している会社。TACやLEC、早稲田セミナー、東京アカデミーといった公務員試験予備校にある出版部門。この2つの会社が公務員試験の問題集を出版しています。

 

具体的な問題集名は「スーパー過去問ゼミ(実務教育出版)」「ウォーク問(LEC)」「過去問DASH(TAC)」「出たDATE(東アカ)」などでしょうか。私が受験していた時代は5年以上前なのでもしかしたらシリーズとしてもう存在しないものもあるかもしれません。また、ここで紹介し切れていない問題集もたくさんあります。

 

と、幾つか紹介してきましたが、私的に使いやすいランキングを科目を特定せず総合的に判断したらどうなるかを書いてみます。

 

1.スーパー過去問ゼミ(実務教育出版)

2.ウォーク問(LEC)

3.畑中敦子シリーズ(LEC)

 

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ3 憲法 (公務員試験新スーパー過去問ゼミ3)

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ3 憲法 (公務員試験新スーパー過去問ゼミ3)

  • 作者: 資格試験研究会
  • 出版社/メーカー: 実務教育出版
  • 発売日: 2011/08/24
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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まず1の「スーパー過去問ゼミは、公務員受験生なら知らない人はいません。圧倒的知名度があるベストセラーだと思っています。では何が良いのか? それは問題の質と解説、また各チャプターごとにちょっとした説明がなされている点が評価できます。具体的に言うと、憲法ならまず例題があり、その次のページにその分野のテキストが見開き2ページくらい付いています。そしてその次のページから約10問程度問題が載せられています。難易度も初めが簡単で徐々に難しくなっていくような編集なので解きやすいですね。

  

また、解説は問題ページの後に載せられていますが、これは賛否両論ありそうなところでしょうか。問題集ってやつは1問ごとに解説が付いているタイプと後ろページにまとめて解説があるタイプがあります。どちらが良いかはまず使ってみないことには分からないですよ。スーパー過去問ゼミは内容、問題の質共にトップクラスの問題集なので、これを使っていればほぼ問題なく試験に挑めると思います。

 

ただ難点を言うと、科目によっては使わない方が良いものもあります。「行政法」は問題のチョイスがダメです。難しすぎます。司法試験の講師に質問しても答えに窮するくらいの問題がたくさん載っていましたので、できるならもっと簡単な問題が入っている問題集を使った方がベターです。また、「憲法」は例題が難しいですね。国家1種(現在は国家総合職)の難しめの問題が載せられているため、初めて勉強する方にとっては敷居が高いかもしれません。ある程度憲法のことが分かるようになってきた人にとっては最適な問題集になるんですけどね。。。

 

公務員試験 ウォーク問 過去問Quick Master 人文科学1<第3版>

公務員試験 ウォーク問 過去問Quick Master 人文科学1<第3版>

次の「ウォーク問」は、難易度が優しく問題の質も良い。科目ごとに出版されており解説もコンパクトでわかりやすいですね。また、この問題集は1問ごとに解説があるタイプです。右のページに問題があり、ページをめくると解説があります。教養科目のようにスピード感を持って問題を解かないといけない科目はこのタイプの問題集が最適かもしれません。

 

ただ、この問題集を使うなら「テキスト」は必要です。スーパー過去問ゼミのようにテキストページが付いているわけではないので、解説で十分分からない箇所は別の教材をチェックする必要が出てきます。ちなみに私の使い方は、基本「教養科目」はウォーク問で勉強していました。具体的には「自然科学」「社会科学」「人文科学」です。なぜなら専門科目ほどしっかりとした解説が無くても対応可能だったからです。専門科目についてはスーパー過去問ゼミを5周くらい解きまくり徹底的に内容を把握した後に「2冊目」として使っていました。

 

畑中敦子の数的推理 ザ・ベスト 改訂版

畑中敦子の数的推理 ザ・ベスト 改訂版

3つ目の「畑中敦子シリーズ」は「数的推理」「判断推理」といった科目の対策本です。試験に出題される数的推理等の問題を丁寧且つわかりやすくそれぞれ解説されています。私は数的推理を基本この問題集だけで乗り切りました。10周はしましたね。多いか少ないかはよくわかりませんが、私はこれでも少ないと感じたほどです。だからこそ、徹底的にパターンを暗記できるまで解きまくってください!

 

また、「資料解釈」の問題集は素晴らしいです。資料解釈なんて7パターンくらいしか出題傾向はないと思うので、それらすべてのパターンに対応できる力をこの問題集だけで身につけることは可能です。痒いところに手が届く公務員試験に最適な問題集と言えます。独学なら買わない理由はありません。数的関係は畑中敦子。迷ったらこれを買っておけば問題ありません。

 

 

以上3つご紹介しました。今回は独学するにはどの問題集を使った方が良いか? という視点で記事を書きました。みなさんの参考になれば幸いです。

 

 

 <他に参考になりそうな本>

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ3 ミクロ経済学 (公務員試験新スーパー過去問ゼミ3)

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ3 ミクロ経済学 (公務員試験新スーパー過去問ゼミ3)

畑中敦子の判断推理 ザ・ベスト 改訂版

畑中敦子の判断推理 ザ・ベスト 改訂版

公務員試験 専門記述式 憲法 答案完成ゼミ

公務員試験 専門記述式 憲法 答案完成ゼミ

  • 作者: 資格試験研究会
  • 出版社/メーカー: 実務教育出版
  • 発売日: 2012/04/25
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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