めざせ公務員.com

26歳既卒短期職歴有りの私が経験した公務員試験勉強、面接対策をご紹介します。職歴があっても合格はできる!

【筆】ぶっちゃけた話、公務員試験って難しいの?

科目によってまちまちですが、難しい試験「もある」と言うところです。こっからはぶっちゃけます。

 

まず私が大学4年生の頃の話をしましょう。公務員試験を受けようと思って、当時はまっていた「逮捕しちゃうぞ」という漫画・アニメの影響で警視庁の採用試験を受けたことがあります。踊る大捜査線でもなくこち亀でもなく「逮捕しちゃうぞ」でした。ここに出てくる中嶋や部長に憧れて受験したんですよ。

 

でも特別な勉強は一切せず。そして大学時代も教養的な勉強は全くしていませんでした。さらに、高校時代は大学受験勉強も全くせず、入試方式が「論文」と「面接」だったおかげで合格したようなものです。つまり、公務員試験の教養試験で出題される知識が全く無い状態での受験でした。

 

しかし、1次試験の結果は合格。運が良かったのか、たまたま解ける問題が出題されていただけなのかは分かりませんが合格できたんです。そもそも警視庁の場合、筆記試験ではそんなに落とさないみたいなので、そこそこの点数でも合格できたのかなって思ってます。

 

これは最近の傾向でもあります。筆記試験ではそこまで絞らず面接や論文といった試験で合格者を決定する傾向が強くなってきているみたいです。実際に私が受験した裁判所事務官試験も、1次試験である程度人を残して2次試験で一気に3分の1以下に合格者を絞ったみたいでしたので。。。つまり、良く言えば「人物重視」の試験に変わりつつあるのかなって思います。

 

だから、公務員試験って難しいのか?という問いかけに答えるなら、筆記試験は簡単になってきている(通りやすくなっている)が、面接試験といった人物を見る試験の難易度が上がってきている、と回答しますね。

 

そんなわけでまだ9月の中旬ですが、来年の試験に向けて今から「面接対策」をしっかりとやるようにしてください。ではでは。

 

 

P.S

個人的な1次試験の公務員試験難易度ランキング・・・(1位が最も難しい)

 

1.国立国会図書館

(英文和訳とか和文英訳があるから私には無理)

2.国立大学法人

(教養試験だけであり大概みんな併願するから合格基準点が上がる)

  →本命だったのに落ちた・・・

3.国会職員

(衆議院・参議院事務局で働く人。採用人数が少ないからそもそも難易度高い)

4.国家Ⅱ種行政近畿【現在の国家一般職】

(当時、合格基準点が他の地区より高かった。。。だから)

  →「教養30 専門30」で合格。多分最低ラインだったと思う。

5.国家Ⅰ種経済職【現在の国家総合職】

(簡単。経済・経営得意なら合格できる。法律や行政よりも合格基準点が低い)

  →ただ、2次以降は専門論文がキツイ。

 

公務員試験 受験ジャーナル 26年度試験対応 Vol.1

公務員試験 受験ジャーナル 26年度試験対応 Vol.1

【筆】公務員試験予備校はどこが良いか?~その2~

3.予備校を選ぶ際に見るべきポイント

合格実績、合格者占有率・・・こんな数字なんてどうでもいいです。自分が受かるか落ちるかあきらめるかの3択なわけですから。じゃあ何を見ればいいのでしょうか? そんなポイントを3つご紹介します。ここで書くのは公務員試験対策本やパンフレットに載らないようなやつね。

 

一.駅からの距離

二.自習室の量と満席時の代替手段の有無

三.周辺に娯楽があるか

 

一の駅からの距離ってやつは大切です。入学したら毎日通うわけです。でも人間ってやつは怠ける生き物であり、駅から遠いし雨降ってるから今日は行かなくてもいいか、、、と思ってしまうことは多々あります。そうならないためにも、駅からすぐの場所にあり、さらに地下道でつながっていたら最高ですね。自分が最も通いやすいと思える環境かどうかを実際に行ってみて半年以上通うことを想像し、ここならいける!と思えるような予備校を選んでください。

 

二は特に重要です。予備校に行く理由の一つに「自分の部屋じゃ勉強できない」というものがあります。だからあえてお金を払い勉強できる環境を作り出すわけです。つまり、自習室が無いと1日勉強できない恐れがあります。だからそもそもの絶対量は確認しておくべきです。複数校舎がある予備校はA校が満席でもB校に行けば空いてる可能性があります。こんな感じで勉強できる手段が多い予備校を探してみてください。

 

また代替手段については、例えばTACなら「DVDブース」というものがあり、受講したコースによって一定時間授業の動画を見ることができます。私の場合、別に見なくてもいいと思ってた授業がかなりありましたので、その授業映像を見る予約を入れて自習していました。こういう時に限って授業を見てしまい、案外ためになる情報をゲットできたりするんですけどね。。。

 

三は私的には大切なことでした。例えば書店。私はストレスがたまったり気分転換するために結構書店に行って立ち読みしたり様々な雑誌を眺めたりしています。だから、受験勉強で躓いたりした際は書店で気分転換することが多かったんです。そのため、書店が近い予備校を選んでいたりしました。勉強中に娯楽は必須です。いかにして自分の感情、ストレスをコントロールしつつ目的を達成させるか。これがかなり問われる試験です。ぜひ自分なりの娯楽を見つけて試験に立ち向かってください。

 

各公務員試験予備校のパンフレットにはきらびやかな営業トークがこれでもかというくらい掲載されています。でも、授業の質や問題集の質なんかは殆ど差がありません。「好み」かどうかの世界です。だから、そういう部分で判断するのではなく、なんとなく良さげ、なんとなく勉強続けられそう、という言葉で説明しにくい感情で最後は決めるようにしてください! もう9月に入りました。勉強を始めている人はもういます。ぜひぜひ後悔しない予備校選択をしてくださいね!

 

【筆】公務員試験予備校はどこが良いか?~その1~

公務員試験勉強をする前に最も迷ったこと、それはどの「予備校」に入るか、という問題です。それぞれ特徴がありますし使ってる問題集も違います。授業方針も違えば情報量も違います。そんなわけで今回は、私なりに考える公務員試験予備校の選び方を簡単にお伝えしたいと思います。

 

1.何が欲しい?

まずは自分がどんなサービスを欲しているかをはっきりさせることです。きめ細やかな指導が良いと考えているのか、自習室と最低限の問題集があればいいと考えているのかで選ぶべき予備校も変わってきます。前者なら小人数制のゼミとか個別相談を重視している予備校が合うと思いますし、後者なら大人数が所属するマンモス予備校が良いでしょう。

 

ちなみに私の場合は「自習室」「経済学」「会計学」「試験情報」がキーワード。比較的通いやすく自習室が使えること、経済学や会計学の授業が分かりやすいこと、面接等の試験情報がたくさんあること。こういったニーズを満たしてくれる予備校を選びました。その結果TACが最適だと考えたので通ったんですよ。会計系のすさまじい実績もありますし、校舎も複数あり使いやすかったですね。あとは比較的授業料の安いコースがあるのも魅力でした。この予備校で申し込んだコースの半分以上授業には出ず必要だと思われる授業のみ受けましたが、結果的にそれが良い結果に繋がりました。

 

というわけで、自分が一体どんなことを予備校に求めるのかを一度はっきりさせて、そのニーズを満たしてくれる予備校を選ぶのが良いでしょう。

 

2.各公務員試験予備校の特徴

体験入学や実際に他の資格の授業を受けてみた結果感じた特徴ってのをまとめておきます。

 

<TAC>

☆良い点☆

・会計系資格に強い予備校なので、簿記や会計学といった授業の教え方はピカイチ。

・校舎数が多く、TACに所属していればどの校舎の自習室や授業でも履修可能。

・テキストや問題集がわかりやすい。

・卒業生の数が多いため、生のリアルな情報を様々な方法で閲覧可能。

・受講料が結構安い。

 ★悪い点★

・会計系資格の受講生が多いため自習室内は「パチパチパチ」と電卓の音が響きます。

・マンモス予備校なので、自習室の席がすぐに埋まってしまう。

・受講生が多いので講師と仲良くならない限り質問や情報収集などが難しい。

 

<大原>

☆良い点☆

・校舎数がとにかく多い。ビル丸ごと大原の場合が多いので自習室のキャパが広い。

・途中解約すると、授業を受けていない分についての受講料が返ってくる。

・超大手の資格予備校なので、試験に関する情報量や対策講座などが多く質も良い。

 ★悪い点★

・受講生が多すぎるので教室が満杯になり窮屈。

・自習室が多いと言っても、それ以上に受講生が多く様々な講座を開いているため使えないことも多い。

・受付前や入り口付近に校歌が掲示されてあったりと若干雰囲気が固い。

 

<LEC>

☆良い点☆

・法律系の予備校なので、教え方やレジュメなどなどの質が良い。

・オプション講座が非常に多く、自分の知識不足を上手く補える。

・駅前一等地に校舎があり、非常に使いやすかった。

 ★悪い点★

・業績低迷?の影響かどんどん校舎の数が減っている(2007年くらいの情報ですが)。

(関西にいたころ大阪市内に5校舎?あったのにいつの間にか梅田駅前校だけになってた)

 

<EYE>

☆良い点☆

・アットホームであり仲間を作って勉強できる雰囲気を予備校側が作ってる。

(飲み会を開催したり面接対策のゼミがあったり等)

・小人数制なので、比較的きめ細やかな指導を受けることができる。

・前年度の試験に合格したチューターが常時数名いるのでアドバイスを受けやすい。

・今村学長の「合格方法確立講座」は無料で受講できるならぜひ参加すべし。

 ★悪い点★

・同じグループで固まってしまうため、グループに属していないと居づらい。

・校舎が狭いため自習室のキャパも狭く使えないことも多い。

・若干割高。

・実は公務員試験専業、ではない。

 

というところでしょう。私が受講したり説明を聞きに行ったり、それぞれの受講生の友人と話したりしたことで感じた情報です。ま、あくまで私の主観ですが。あとは6年以上前の情報なので今は全く違うかもしれません。

 

でも雰囲気って大切です。なんとなくいいなぁ、なんとなく嫌だなぁ、という感覚は本当に大事です。言葉に出来ない「なんとなく」という感情で最後は選んだ方が後悔は少ないかもしれませんね。

 

つづく

 

公務員試験のカラクリ (光文社新書)

公務員試験のカラクリ (光文社新書)

【筆】10月から公務員試験勉強をスタートすると仮定した専門科目の具体的な勉強スケジュール

公務員試験は5択の問題だから運が良ければ合格できるよ! という人もいますがこれは大間違いです。教養試験、専門試験で80問を超える問題数の上に、教養論文試験や専門論文試験なんてものも入ってきます。量が多いんですよ。よほど運が良ければ合格できるかもしれませんが、本気で合格を目指す方はこのような方法はとるべきではないですし、そもそもとらないですよね。

 

そんな運では太刀打ちできない試験の中で今回は「専門試験」の取り組み方、主に勉強するスケジュールを私の経験をもとに書いてみたいと思います。スケジュール感は今年の10月から勉強を始めるという前提です。

 

☆スケジュール

とりあえず憲法から始めましょう。なぜなら一番取り組みやすい科目であり、法律科目の基礎中の基礎だからです。具体的な内容などは山のように解説サイトがありますのでここでは割愛します。そして憲法を1か月くらいで全範囲勉強し終えたら「民法」に入ると良いです。民法は3か月くらいを目安に期間を取りましょう。ここでいう「3か月」とは、全範囲を一通り確認するのに必要な期間という意味です。試験問題を解けるレベルに持っていくには、さらに3か月くらい、いやもっと必要かもしれません。

 

と、文章で書いていても分かり辛いのでちょっとまとめてみました。

 

<【専門】スケジュール>

f:id:tel_01:20130903205937j:plain

 

主要専門科目の大体のスケジュール感です。私が勉強した際のスケジュールでもあります。法律系は難しい、暗記に時間がかかる、、、という理由だけでなく、将来公務員になってからも役立つ知識であるため、比較的長く時間を取り頭に叩き込むのが良いと思ったので早めに取り組むようなスケジュールにしています。政治学とか社会学なんかは一切使わないので試験後すべての知識を忘れ去っても問題ないです。

 

あとは勉強に慣れてくる時期が12月以降かなぁと思うので、その時期から複数科目を並列して勉強するようなスケジュールにしています。おそらく、10月から勉強をスタートする方は1日に「憲法」「経済学」「数的推理」「世界史」という4科目やるだけでで精いっぱいでしょう。だからこそ、徐々に慣れさせてこなす科目を増やしていくような感覚でいてください。

 

上記の勉強に加えて「教養科目」の勉強、そして「面接対策」などやるべきことがたくさんあります。でも、スポーツと同じで勉強も「慣れ」です。1時間すら机に向かって勉強できなかった人も、2か月、3か月と継続して勉強をすることでいつの間にか10時間ずっと勉強していても苦じゃなくなってきます。まだ9月です。本試験まであと10か月くらいあります。今のうちに勉強をどうやるか、という戦略を決めて前向きに動いていきましょう!

 

スポーツのできる子どもは勉強もできる (幻冬舎新書)

スポーツのできる子どもは勉強もできる (幻冬舎新書)

【初】私がもし公務員試験合格のための指導をするとしたら

大人の勉強のやってはいけない!

大人の勉強のやってはいけない!

 

自分が合格した時のことを振り返った際に、もっと早くこの情報を手に入れてたらより簡単に合格できたんじゃないか? 予備校や問題集などを選択する際に迷った時間ってもったいなかったなぁ・・・ という反省が多々出てきます。というわけで、こういう反省点を踏まえた指導を私が公務員試験予備校や大学の就職課の人間ならやりたいと思いますね(現在リアルに転職活動中なのでこういう進路を考えたりもしています)。

 

具体的には経験上3つのことをまず始めにやってもらいます。

 

1.どの教科をどの日時に勉強開始するか? これを全教科分作成

2.志望理由、自己PRといった面接対策をもうスタートさせる

3.勉強は仲間と一緒にやるか? 孤独に一人でやるか?

 

この3つは最初にすべきです。

 

まず1の「日時決め」です。これは具体的に何年何月何日にやり始めるかまで決めてしまいます。具体的に決める理由は、いつやろうかなぁ、まだいいかなぁ、、、と無駄に悩むことを防止するためです。結局いつか必ず取り組まなければならないので、その取り組むべき時期を明確に決めておけば悩むことなんてありません。

 

また決め方については、私のように試験勉強を2年程度経験している人や、公務員試験予備校にいる講師、スタッフに相談するのがベストです。「行政法は早めに取組んだ方がいい」とか「憲法論文は3月からでも間に合う」などなど大まかなスケジュール感を実体験や指導経験から持っている人に聞くことで、かなり効率的に勉強を進めることができると思います。

 

2の「面接対策」は、はっきり言って超重要です。筆記試験に合格してからやればいいや、と思っている方は大間違いです。筆記試験合格後に手を付けてたら到底間に合いません。自分のベストを面接試験で出すためには、筆記試験の勉強と同様にある程度の期間を設けて対策すべきです。

 

面接も「試験」であり、点数を付けられ筆記試験と併せて総合的に評価されます。だからこそ、筆記試験並みの対策、いや筆記試験以上の対策をした方がいいと思います。また、面接対策を勉強開始時から取り組んでいるとなんとなく安心できます。不安な気持ちを少し取り払うことができます。そういう精神的な安息を手に入れるためにも早め早めで動いてください。

 

3の「仲間とか?孤独にか?」は、ある意味合否に大きく影響する危険性の源です。同じ目標を持った仲間と一緒に勉強し、お互い励まし合い、最終的にみんなで目標を達成したい、、、という綺麗事じゃなくて、みんなと一緒の方が勉強する気になるし不安な気持ちや落ち込む気持ちを中和させられると思う他者依存型傾向の強い方は仲間を作って勉強した方が良いでしょう。公務員試験予備校で仲間を作る、ネットでオフ会等に参加し一緒に勉強できる人とつながればいいと思います。

 

逆に、周りに合わせて行動することはうっとうしい、いちいち相手の話し相手になってペースを崩したくない、勉強なんて自分が理解できればそれで良い、自分以外の人がどう悩もうが苦労しようが関係ない、と思うような方は孤独に一人で勉強する方が良いですね。交流なんて合格してからすれば良いんです。その前の段階では最も自分が心地良いと思う環境を自分で作り出し勉強をするのがベターです。ちなみに私は後者のタイプでした。

 

大切なのは、環境や機会を自分で作りだし、その中で自分を良い方向へ変えていくことです。そのための環境が「中間」か「孤独」かどちらかを早めに決めておく方が合格に近づけます。これは断言します。ちなみに私は1年目「仲間」と勉強していたのですが、相手のペースに惑わされたり自分のやりたいように出来なかったりと結構ストレスが溜まりました。しかし、2年目にそんな中間を一切排除し自分一人で孤独に勉強したことで合格できました。仲間はいましたが、1ヶ月に一回程度連絡を取るくらいだったと思います。もっと早く勉強をする環境のスタンスを決めていればこうはならなかったのではないか?とすら思っています(反省点)。

 

 

というわけで、科目にまで突っ込んだ具体的な勉強対策から、約10ヶ月間どんな環境で勉強するかといった話までお話ししてきました。これは8月中、もしくは9月の前半までに考えておいてください。これが勉強の土台になります。焦る気持ちを少し落ち着け、土台をしっかりと固め、前向きに行動していってください!

 

人と比べない生き方をつくる50の方法

人と比べない生き方をつくる50の方法

 

※質問等ございましたらメールなりコメンとなりしてくださいな。お答えできそうなものであればお答えします。。。

【筆】これから公務員試験勉強する方へ送る教養科目の勉強方法について

公務員試験のカラクリ (光文社新書)

公務員試験のカラクリ (光文社新書)

 

公務員試験には「教養科目」「専門科目」という2種類の筆記試験があります。大卒レベルの公務員試験ではこの両方が課せられる場合が多く、市町村や警察官試験などでは「教養科目」だけの場合が多いですね。

 

「教養科目」というやつは、国語数学理化社会英語といった小学校から高校まで勉強してきた科目が出題されます。日本史や世界史、政治、美術、生物、物理、化学、算数、長文読解、、、という分野ですね。難易度はそこまで高くないけど、とにかく範囲が広いので勉強しないと点数はとれません。ちなみに5者択一です。5つの選択肢のうちどれが正しいか、もしくはどれが間違えているかを回答します。また、最近のトレンドでは「選択肢の中で正しいものはどれとどれか?」という問題も多くなっているようです。

 

「専門科目」は、憲法や民法といった法律、経済学や財政学といった大学の授業で学ぶ学問、政治学や行政学、社会学といった文系大学の授業内容みたいな科目が出題されます。試験によっては複数の科目のうち8つ選択して回答する、といったようなものもあります(国家一般職など)。どれを勉強するか、そしてどれを勉強しないかを早めに決める必要がありますね。結構難しそうな試験ですが、しっかりと対策すればちゃんと点数取れます。案外教養試験よりも安定して点数をゲットできる試験かもしれません。

 

今回は「教養試験」の勉強方法について簡単にお話ししたいと思います。教養科目はおそらくこれまでの人生の中で一度は取り組んだことがあるであろう試験内容です。だからとっつきやすいとは思います。でも科目数や範囲はとにかく多い・・・ というわけで、まずどれから手を付けるべきかを私の経験をもとに言うと、数的推理」「世界史でしょう。

 

数的推理」は教養科目のコアです。試験問題を開くと10問を超える問題数に若干引くくらいたくさん出題されます。そしていくら勉強しても自信を持って解けるとは思えない科目だったりします。小学校の時にやった算数みたいな問題が出たり、パズルのような問題が出題されたり、立方体をカットしてできた断面を答えさせられたり、貿易に関する各国のグラフを見つつどの国の資源輸出量が多いのかを見極めさせられたりと結構頑張って勉強しなければ解けない問題ばかりです。

 

この科目は「毎日10問以上解く」ことを今日から試験日の前日までやってほしいですね。とにかくパターンに慣れ、問題を見た瞬間に「この問題はなんとなく見たことあるなぁ」と思えるくらいまでやりこまないといけません。新傾向の問題はみんな戸惑いますし解けません。でもこれまで出題されてきたような問題はほぼすべて一度以上は取り組んでいないと本番で焦ってしまいます。だから、教養科目の勉強を始めようとしている方は「数的推理」をさっそく取り掛かるようにしてください。

 

次に「世界史」です。世界史は何で重要かというと、「他の科目に大きく関係する」からです。世界史の知識は政治や思想といった科目で応用できますし、専門科目の政治学や社会学、経営学や国際関係といった科目の対策にもなります。世界史を勉強するだけでかなり多くの科目の基礎固めができるため、公務員試験の勉強初期段階で取り組むべき科目だと言えます。

 

こなすべき科目数は多いけれど、これから徐々にやっていけば十分間に合います。そんな勉強の開始時にやるべき科目とその理由を簡単にご説明させていただきましたが、これはあくまで私の勝手な意見なのでぜひ多くの方のご意見や公務員試験予備校の講師等々から情報を仕入れつつ、自信を持って勉強を開始するようにしてください。

 

【不】今年の公務員試験に全く刃が立たなかった方の10月~12月の過ごし方

東大生が教える!超暗記術

東大生が教える!超暗記術

 

勉強量が全く足りず、専門科目も正当率全科目平均5割を切っている方は今年もみっちり勉強する必要があります。基礎も暗記も足りなさすぎるからですね。何度も言いますが公務員試験は「暗記」です。9割暗記といっても過言ではありません。暗記すれば合格できる試験です。だからこそ、今年は比較的簡単な科目と比重の高い科目の暗記を進めましょう。

 

具体的には「憲法」「民法」「経済学」「行政法」というところでしょうか。「憲法」は基礎中の基礎です。この内容を学ぶことで法律の学び方や論点、法律にある特有の癖を知ることができます。それに憲法を知らない公務員ってダメでしょ。憲法をある程度学べたら次は「民法」に移ってください。単純にこなすべき量が多くややこしいため暗記に結構時間がかかります。土地の権利関係や錯誤とか脅迫とかそこそこおもしろい分野なので具体的なシーンを頭に描きつつ学ぶのが良いと思います。

 

「経済学」は公務員試験の中で最も重要だと言えます。点数を稼げますし難易度もそこそこ。また、経営学や財政学と様々な科目に応用できますので、早いうちから徹底的に解きまくる方がいいですね。計算問題のパターンもそんなに多くはないため、パターンの暗記と問題演習を毎日10問以上こなせば本番でも8割は得点出来るんじゃないでしょうか。

 

「行政法」は不思議な科目です。やりはじめの時期は全く意味がわからず解けるようになるのかなぁ・・・と本気で悩みます。でも、ある一定量勉強が進めば突然解けるようになります。これはもう驚くほど簡単だと感じるようになります。私の場合、頻出の論点を図解で頭に詰め込むという勉強を3ヶ月ほど続けたところ、やっと解けるようになったんです(TACなんば校の行政法担当講師が黒板に書く図解をノートに書き写し暗記しただけですが・・・)。皆さんも、初めは苦しいかもしれませんがやればやるほど急に解けるようになります。そこまで我慢して勉強してみてください。

 

また、今年の公務員試験を反省しかなり凹んでる方は、タイトルには「10月から」と書きましたがもう「9月」から勉強してください。早ければ早いほど合格する可能性が高まります。去年の勉強期間が3ヶ月~半年とかなら余計にそうした方がいいです。今月は徹底的に休み、来月に入ったらすぐに勉強に移るという計画で来年度に向けてスケジュールを立ててみてください。とにかく何か動く、そして体を慣らしつつ取り組みましょう!

 

暗記力

暗記力