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【筆】これから公務員試験勉強する方へ送る教養科目の勉強方法について

公務員試験のカラクリ (光文社新書)

公務員試験のカラクリ (光文社新書)

 

公務員試験には「教養科目」「専門科目」という2種類の筆記試験があります。大卒レベルの公務員試験ではこの両方が課せられる場合が多く、市町村や警察官試験などでは「教養科目」だけの場合が多いですね。

 

「教養科目」というやつは、国語数学理化社会英語といった小学校から高校まで勉強してきた科目が出題されます。日本史や世界史、政治、美術、生物、物理、化学、算数、長文読解、、、という分野ですね。難易度はそこまで高くないけど、とにかく範囲が広いので勉強しないと点数はとれません。ちなみに5者択一です。5つの選択肢のうちどれが正しいか、もしくはどれが間違えているかを回答します。また、最近のトレンドでは「選択肢の中で正しいものはどれとどれか?」という問題も多くなっているようです。

 

「専門科目」は、憲法や民法といった法律、経済学や財政学といった大学の授業で学ぶ学問、政治学や行政学、社会学といった文系大学の授業内容みたいな科目が出題されます。試験によっては複数の科目のうち8つ選択して回答する、といったようなものもあります(国家一般職など)。どれを勉強するか、そしてどれを勉強しないかを早めに決める必要がありますね。結構難しそうな試験ですが、しっかりと対策すればちゃんと点数取れます。案外教養試験よりも安定して点数をゲットできる試験かもしれません。

 

今回は「教養試験」の勉強方法について簡単にお話ししたいと思います。教養科目はおそらくこれまでの人生の中で一度は取り組んだことがあるであろう試験内容です。だからとっつきやすいとは思います。でも科目数や範囲はとにかく多い・・・ というわけで、まずどれから手を付けるべきかを私の経験をもとに言うと、数的推理」「世界史でしょう。

 

数的推理」は教養科目のコアです。試験問題を開くと10問を超える問題数に若干引くくらいたくさん出題されます。そしていくら勉強しても自信を持って解けるとは思えない科目だったりします。小学校の時にやった算数みたいな問題が出たり、パズルのような問題が出題されたり、立方体をカットしてできた断面を答えさせられたり、貿易に関する各国のグラフを見つつどの国の資源輸出量が多いのかを見極めさせられたりと結構頑張って勉強しなければ解けない問題ばかりです。

 

この科目は「毎日10問以上解く」ことを今日から試験日の前日までやってほしいですね。とにかくパターンに慣れ、問題を見た瞬間に「この問題はなんとなく見たことあるなぁ」と思えるくらいまでやりこまないといけません。新傾向の問題はみんな戸惑いますし解けません。でもこれまで出題されてきたような問題はほぼすべて一度以上は取り組んでいないと本番で焦ってしまいます。だから、教養科目の勉強を始めようとしている方は「数的推理」をさっそく取り掛かるようにしてください。

 

次に「世界史」です。世界史は何で重要かというと、「他の科目に大きく関係する」からです。世界史の知識は政治や思想といった科目で応用できますし、専門科目の政治学や社会学、経営学や国際関係といった科目の対策にもなります。世界史を勉強するだけでかなり多くの科目の基礎固めができるため、公務員試験の勉強初期段階で取り組むべき科目だと言えます。

 

こなすべき科目数は多いけれど、これから徐々にやっていけば十分間に合います。そんな勉強の開始時にやるべき科目とその理由を簡単にご説明させていただきましたが、これはあくまで私の勝手な意見なのでぜひ多くの方のご意見や公務員試験予備校の講師等々から情報を仕入れつつ、自信を持って勉強を開始するようにしてください。