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26歳既卒短期職歴有りの私が経験した公務員試験勉強、面接対策をご紹介します。職歴があっても合格はできる!

【筆】裁判所事務官試験は経済学が得意なら楽!

そこそこ難易度の高い試験だと思っています。理由は問題の難しさと面接の比重です。試験に出題される問題の中で法律系の科目はやはり他の試験に比べて難しいという印象でした。当然裁判所事務官になれば法律を使った仕事、法律に基づいた仕事をするわけなので、このあたりの理解力の有無を求めるのは至極まっとうなことだと思えます。それに対し憲法論文試験はかなり素直な問題でした。1行問題ってやつです。外国人参政権の是非について、職業選択の自由について論ぜよ、、、などといった憲法の条文ごとにある論点をただまとめればいいだけの難易度の低い問題が出題されます。私が受験したころの話ですが。。。

 

また、筆記試験はある程度多く通すようです。つまり面接試験の倍率がある程度高いということでしょう。3~5倍くらいはあるんじゃないでしょうか。公務員試験の面接は楽勝!と思っている方も多いと思いますが、こと裁判所事務官試験の面接は難易度が高いと覚悟しておいた方が良いですね。面接官に裁判官がいるみたいですし。。。

 

ま、それは置いといて今回は筆記試験について書いてみたいと思っています。何かというと「経済学」に関するお話です。ご存知かもしれませんが、裁判所事務官試験は筆記試験の後半に選択科目があります。それは「刑法」と「経済学」です。法学部出身の方や法律科目が得意なんです!って方は「刑法」を選べばいいと思いますが私はお勧めしません。「刑法」なんて他の公務員試験ではほとんど出ませんし勉強しても裁判所事務官試験でしか本格的に実力を発揮する機会がありません。それに対し「経済学」はほぼ全ての試験で出題されます。しかも結構多くね。。。限られた時間の中で勉強しなければならない公務員試験だからこそ、汎用性の高い「経済学」を選ぶのは戦略的に良いのかなと思われます。

 

そして経済学ですが、これは暗記、問題演習量、ビジュアル、といった3つのキーワードである程度マスターできると思っています。暗記と問題演習量は理論や数式、回答方法だけでなく問題のパターンをも頭に詰め込みまくるという方法です。経済学で出てくる問題なんて過去問を見ればわかるように同じような問題の使い回しがほとんどです。だからこそ、このパターンならこういう解き方、ということが瞬時に思いつくくらい問題演習量を増やすのがベターです。暗記するために過去問を徹底的にやりまくる。これが遠回りだけど経済学で得点率を上げるための近道にもなります。

 

ビジュアルは、よくわからない理論をグラフや表で印象付けることです。ミクロ経済学はグラフを作成すれば多くの問題を解くことができます。限界費用とか損益分岐点とか、計算問題を解く際に必ずグラフを作ってみることをお勧めします。もしくは、それが無理なら解説にグラフが書かれていることが多いので、それを真似して書いてみてください。グラフを見てなるほどな、って思えるようになれば大丈夫です。

 

私が筆記試験に合格できたのも、経済学で9割取ることができ、さらに憲法論文試験がちょうど直前に勉強していた論点と一致していたからという運以外の何物でもない理由ですが、やはり「経済学」を得意科目になるくらいにまで勉強していたことはかなりプラスに働きました。私が受けた全ての試験で「経済学」の正答率は8割を超えていましたので。。。

 

そんなわけで、裁判所事務官試験の筆記試験にまず合格したいなら「経済学」を徹底的にやりこみ、スーパー過去問ゼミレベルの問題は全て解けるようにしておいてください(一部の難問を除く)。

 

※「経済学」:ミクロ経済学マクロ経済学、財政学、経済事情のことを指す。

 

公務員試験 新スーパー過去問ゼミ3 マクロ経済学 (公務員試験新スーパー過去問ゼミ3)

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