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26歳既卒短期職歴有りの私が経験した公務員試験勉強、面接対策をご紹介します。職歴があっても合格はできる!

【筆】法律学は面白い!

公務員試験の勉強を始めるまで憲法はおろか民法、商法などなどの知識が一切ありませんでした。それもそのはずです。大学時代に法律系の授業を1科目履修したことがありますが、憲法や民法といった分野を深く学ぶのではなく薄く広く知識を会得することが目的の科目でした。さらに学部は経営学部でしたので、法律とは縁遠い学生生活を送っていました。

 

しかし憲法や民法の勉強をじっくりとやったことで、「法律」の合理的な文章の組み立て方、様々な解釈とロジカルな主張に強く魅力を感じることができました。無駄を省き合理的に使われている言葉の重さを見ると美しさすら感じます。学生時代にもっと法律について興味を持って勉強をしておけばよかったなぁ、と少し後悔するほど今では面白い学問だと思っています。

 

そんな法律学の中でも私が特に魅力を感じたのは「論理」ですね。法律の解釈や議論、学説を読めばよく分かります。問題の定義、法律や凡例による解釈、結論と非常に明快に展開されます。これほどまでにロジカルに構成された文章は法律学以外ではあまり見たことがありません。そういう意味で、知的好奇心を満たすことができる面白さがあると思っています。

 

公務員試験では「憲法」「民法」「行政法」という一軍科目があり、二軍に「商法」「刑法」といった科目があります。一軍は大卒程度の試験で出題される科目で、二軍は労働基準監督官や裁判所事務官試験で出題される科目です。分野は違えど考え方は同じです。まずは「憲法」の勉強を進めつつ法律を学ぶ基本的なやり方を身に着け、それから民法や行政法に移るのが正攻法なんですね。でも、それ以上に「面白さ」を感じることができれば勉強がどんどん進むと思います。

 

たった一回きりの試験を終えて忘れるには惜しい知識です。ぜひぜひ興味を持って様々な事例を読んでみてください。もしかしたら将来何らかの形で役立つかもしれません。

 

憲法 第五版

憲法 第五版