【筆】公務員試験予備校はどこが良いか?~その1~
公務員試験勉強をする前に最も迷ったこと、それはどの「予備校」に入るか、という問題です。それぞれ特徴がありますし使ってる問題集も違います。授業方針も違えば情報量も違います。そんなわけで今回は、私なりに考える公務員試験予備校の選び方を簡単にお伝えしたいと思います。
1.何が欲しい?
まずは自分がどんなサービスを欲しているかをはっきりさせることです。きめ細やかな指導が良いと考えているのか、自習室と最低限の問題集があればいいと考えているのかで選ぶべき予備校も変わってきます。前者なら小人数制のゼミとか個別相談を重視している予備校が合うと思いますし、後者なら大人数が所属するマンモス予備校が良いでしょう。
ちなみに私の場合は「自習室」「経済学」「会計学」「試験情報」がキーワード。比較的通いやすく自習室が使えること、経済学や会計学の授業が分かりやすいこと、面接等の試験情報がたくさんあること。こういったニーズを満たしてくれる予備校を選びました。その結果TACが最適だと考えたので通ったんですよ。会計系のすさまじい実績もありますし、校舎も複数あり使いやすかったですね。あとは比較的授業料の安いコースがあるのも魅力でした。この予備校で申し込んだコースの半分以上授業には出ず必要だと思われる授業のみ受けましたが、結果的にそれが良い結果に繋がりました。
というわけで、自分が一体どんなことを予備校に求めるのかを一度はっきりさせて、そのニーズを満たしてくれる予備校を選ぶのが良いでしょう。
2.各公務員試験予備校の特徴
体験入学や実際に他の資格の授業を受けてみた結果感じた特徴ってのをまとめておきます。
<TAC>
☆良い点☆
・会計系資格に強い予備校なので、簿記や会計学といった授業の教え方はピカイチ。
・校舎数が多く、TACに所属していればどの校舎の自習室や授業でも履修可能。
・テキストや問題集がわかりやすい。
・卒業生の数が多いため、生のリアルな情報を様々な方法で閲覧可能。
・受講料が結構安い。
★悪い点★
・会計系資格の受講生が多いため自習室内は「パチパチパチ」と電卓の音が響きます。
・マンモス予備校なので、自習室の席がすぐに埋まってしまう。
・受講生が多いので講師と仲良くならない限り質問や情報収集などが難しい。
<大原>
☆良い点☆
・校舎数がとにかく多い。ビル丸ごと大原の場合が多いので自習室のキャパが広い。
・途中解約すると、授業を受けていない分についての受講料が返ってくる。
・超大手の資格予備校なので、試験に関する情報量や対策講座などが多く質も良い。
★悪い点★
・受講生が多すぎるので教室が満杯になり窮屈。
・自習室が多いと言っても、それ以上に受講生が多く様々な講座を開いているため使えないことも多い。
・受付前や入り口付近に校歌が掲示されてあったりと若干雰囲気が固い。
<LEC>
☆良い点☆
・法律系の予備校なので、教え方やレジュメなどなどの質が良い。
・オプション講座が非常に多く、自分の知識不足を上手く補える。
・駅前一等地に校舎があり、非常に使いやすかった。
★悪い点★
・業績低迷?の影響かどんどん校舎の数が減っている(2007年くらいの情報ですが)。
(関西にいたころ大阪市内に5校舎?あったのにいつの間にか梅田駅前校だけになってた)
<EYE>
☆良い点☆
・アットホームであり仲間を作って勉強できる雰囲気を予備校側が作ってる。
(飲み会を開催したり面接対策のゼミがあったり等)
・小人数制なので、比較的きめ細やかな指導を受けることができる。
・前年度の試験に合格したチューターが常時数名いるのでアドバイスを受けやすい。
・今村学長の「合格方法確立講座」は無料で受講できるならぜひ参加すべし。
★悪い点★
・同じグループで固まってしまうため、グループに属していないと居づらい。
・校舎が狭いため自習室のキャパも狭く使えないことも多い。
・若干割高。
・実は公務員試験専業、ではない。
というところでしょう。私が受講したり説明を聞きに行ったり、それぞれの受講生の友人と話したりしたことで感じた情報です。ま、あくまで私の主観ですが。あとは6年以上前の情報なので今は全く違うかもしれません。
でも雰囲気って大切です。なんとなくいいなぁ、なんとなく嫌だなぁ、という感覚は本当に大事です。言葉に出来ない「なんとなく」という感情で最後は選んだ方が後悔は少ないかもしれませんね。
つづく
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