官庁の住人の実態
公務員 面接・官庁訪問の秘伝 2014年度採用 (公務員試験)
- 作者: 山下純一
- 出版社/メーカー: TAC出版
- 発売日: 2013/01/21
- メディア: 単行本
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閉鎖的であり、中が全く見えてこない独特の世界。官公庁の日常ってどんな感じなんでしょうか? 職員は暗い人ばかりで、さらに黒いもふもふをワイシャツの上から腕に通し、事務作業を淡々とやっているイメージでしょうか?
答えを一言で言うと、民間企業のオフィスと何ら変わりません。やっていることが違うだけ。いや、むしろ同じようなことも多いと思います。営業で初めて来られる方も口をそろえて、意外に普通ですね、とお話されています。
そんな官庁。一体どんな人が活躍できるのでしょうか。どんな性格の人が向いているのでしょうか。そして、どんな人が働いているんでしょうか。私の経験を踏まえつつ、斜め45度の角度から若干不真面目に3点お伝えしていきましょう。
1.飲み会は大好きだ!
誘われたら笑顔で参加し、場を盛り上げつつ、上司のお世話をしつつ自分も楽しめる人。こんな人は、官庁の住人に向いています。はっきり言います。体育会系な世界です。上下関係カッチリです。年次という入社年度が掟です。これは、官庁に限る話ではありませんが、特に私はこう感じています。
そして、この飲み会で語られる話題の占有率No.1は、「人事、異動」 関係の話です。〇〇さんはあのポジションに◯年いるから、次はあそこの課長になるんじゃないかな? △△は経験 (※入社した日から本日までの経過年数のこと) が足りないからまだあのポジションにはいけないだろう ・・・ こんな話題に時には笑顔、時には相槌を心地良く出来る人は合格です。
この話題を聴くことで得られるメリットもあります。組織内のパワーバランスから人間関係、能力等が分かってくるようになります。実際に噂の本人に出会う前に、ある程度の人物像を知っていくことができます。興味がなければ単なる苦痛になりますが。
2.ストレス耐性は抜群だ!
長時間労働出来ます! どんな理不尽な業務命令があっても、一切文句を言わず淡々と従うことが出来ます! こんな人は正直な話怖いですけど、重宝されることまちがいなしですね。九時五時・・・こんな世界はありません。結構遅くまで皆さん仕事してたりもします。
そして、結構理不尽な指示をされることもあります。私はこういうストレス耐性的な能力が無いので、いかに早く帰るかをいつも考えて効率よく仕事をするよう努めてます。でも、年配の上司は一切口答えせず淡々と従い仕事をこなしていきます。その姿には尊敬の念を感じることもあります。ただ、私はこうはなりたくない。
ただ、ストレス耐性が十分にあります! というほど脆いものはないんです。大事なのは、上手くストレスを発散しているかどうかなんですね。休みの日の過ごし方、仕事帰りの使い方。。。溜まりに溜まったストレスを発散させる術をどれだけ持っているか? これこそが私の考える 「ストレス耐性」 なんです。
3.麻雀、パチンコやります!
「麻雀もパチンコもしないの? 人生何が楽しいの??」。こんなことを言われたことがあります。私は、本を読んだりネットも使ったりしないの? 人生何が楽しいんだろ、と思う価値観の持ち主なのでそもそも合わなかったんですが。。。でも、結構麻雀やパチンコを嗜む人は多いです。だから、飲み会が大好きで且つ麻雀が好きであれば、かなり可愛い部下になれる確率が高まります。上手に人間関係を作ることが出来ると思います。タバコを吸うことができればなお良しですね。重要案件が喫煙室で決められることも度々あるようなので。
私は麻雀はわかりませんし、パチンコもやりたいと思ったことがありません。そういう意味では損しているのかもしれませんが、それらに費やす時間を勉強や読書、ネット等にあてていることでかなり面白い出会いや学びがありました。仕事関係以外でここまで自分の世界を広げられたのもそういった活動のおかげです。もちろん、麻雀等をやらなくても良好な人間関係を築くことは可能です。ただ、私の経験上こういう趣味をお持ちの方が多いと思ったので、こんなことを提案してみた次第です。
活躍できる条件、そして本には載らないであろう官庁の住人の実態。いかがだったでしょうか? でも、今回は面白そうなのをピックアップしただけなので、かなり誇張して書いています。実際はよくある社内の風景と変わりません。だから、変に意識せず身近な存在なんだと友好的に接していただければ幸いです。
- 作者: 田邉健一
- 発売日: 2013/04/19
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