めざせ公務員.com

26歳既卒短期職歴有りの私が経験した公務員試験勉強、面接対策をご紹介します。職歴があっても合格はできる!

高齢(26歳~)既卒短期職歴有りの公務員受験生の面接対策

現職人事が書いた「面接試験・官庁訪問」の本[2013年度版] (公務員試験)

現職人事が書いた「面接試験・官庁訪問」の本[2013年度版] (公務員試験)

 

「前職を退職した理由は何か?」。おそらく、既卒高齢受験者が最も恐れているこの質問。でも、私は恐れることはないと思います。なぜなら、一番大事なことは 「面接官が最も知りたい情報はなんなのか?」 を考えればすむことだと思うからです。というわけで2つの回答方法を伝授します。

 

まず1つ目。自分が入省することで確実に活躍できますよ、と思えるような回答をすることです。面接官が最も知りたいことは、「自分たちの組織で活躍してくれるだろうか?」 ということだけです。これを知りたいがために、自己PRや長所短所、学生時代の経験等を話してもらい、活躍してくれるであろう可能性を探るんです。すべての質問がここに終結するといっても過言ではないと思います。前職の経験を聞くのは、その可能性を確かめるための1つの手段でしか無いわけですね。つまり、辞めたこと、仕事を辞めてまで志望した理由を 「御省で活躍できます」 という話へつなげればいいんですよ。

 

確かに短期間で辞職したことはネガティブなことかもしれません。でも、そのなかで得た経験、前職をやりながらどうして公務員へなりたいと思ったのか、そのきっかけ。これらを論理的に話していけばいいんです。

 

具体的に言うと、

 

1.【結論】 ~という前職の経験 or 理由で公務員になりたいと思ったからです

2.【理由】 理由は2点あります。まず1つ目は・・・

 

という話の流れでいいと思います。あくまでネガティブなことは自分から言わないことですね。もしなにかしら 「短期間だねぇ」「迷惑かかっているよ」「そのままいたほうが良かったんじゃないの?」 等々突っ込まれた場合も、まずは 「十分認識しております」 と現状を反省した上でさらに、「しかし私は〇〇ということがやりたい」 ということを笑顔でハキハキ話せれば無難だと思います。私が面接官だったら、ネガティブなことをダラダラ話されたり、ちぐはぐな言い訳を言われても心は動きません。将来を見据えて前向きな話を聴くほうが気持ちがいいものです。

 

また、活躍できるかどうかを具体的に話すよりも、前述のようなある程度論理的な話し方を徹底することで、社会人としての基本的なスキルはあると判断してもらえます。活躍できるポテンシャルがあると判断してもらいやすくなります。上司に報告するシチュエーションを想定しながら、どうすれば相手に理解してもらえるかを意識しながら言葉を慎重に選んでください。

 

はっきりいって答えなんかどこにもありません。面接官の相性もあります。また聞かれない場合もあります (結構多い)。でも、前述したように 「活躍してくれるのか?」 を知るための1つの質問に過ぎませんので、思っている以上に気楽に取り組んでください! 

 

 

次に2つ目。こういった方法もあるという紹介です。具体的に言うと、以下のような回答です。 

 

「家庭等のプライベートな事情のため、お話できません」

 

基本、話さないことに関しては評価しようがありません。また、面接官には聞いてはいけない質問がたくさんあります。相手の個人情報に深く迫る質問はNGです (一般的に考えて)。また、公務員である面接官は保守的です(だと思います)。変なことを聞いて、裁判になったり責任問題になったりしたら・・・ ということを思うと変なことは聞けません。だからこそ、聞いた質問に対し相手が回答を拒否したら別の質問に切り替え相手の能力を見極める行動に出るんだと思います。

 

これは民間企業でも同様ですね。その質問をすることが採用する上で本当に重要なのか? 他の質問をすることで、十分な情報を得ることができるんじゃないのか? ということを考え質問を組み立てていきます。だって、変なことを聞いてそれがWeb等々で公開されて批判された場合、企業イメージが悪くなりひいては売上に響くかもしれませんからね。今の時代、それがものすごく簡単にできるんですから採用担当者はかなり注意深くなるものです。

 

話を元に戻します。前職を辞めた理由が自分自身のプライベートな部分に深く関わってくるのであれば話す必要はありません。「活躍してくれるのか?」 という知りたい情報を別の質問で判断するだけです。私の経験では、前職に関する質問をされた際、事前に差し支えある場合はお答えいただかなくても結構です、と言われ、実際話した後、特にお答えいただかなくても良かったんですけど、と心配されました(笑)

 

大事なのは、何度も言いますが 「活躍してくれるのか?」 を見極めるのが面接ということです。皆さんは、そんな期待に答えることが出来る的確な言葉を用意し、面接という場で笑顔で談笑していただければいいと思います。肩肘はらず、素直に、正直に対応出来れば高評価されますよ。

 

以上、面接編でした。 

 

採用側の本音を知れば転職面接は9割成功する

採用側の本音を知れば転職面接は9割成功する